「最近あまり映画館に行かなくなったな…」「TOHOシネマズの料金も上がったし、シネマイレージカード、もう使わないかも…」
そんな風に考えて、TOHOシネマズのシネマイレージカードの退会を検討しているあなたへ。
いざ退会しようと思っても、「手続きってどうやるの?」「カードの種類で違う?」「貯めたポイントはどうなるの?」など、意外と分からないことが多いですよね。
この記事では、そんなシネマイレージカードの退会に関するあらゆる疑問をスッキリ解決! クレジット機能があるかないか、カードの種類に応じた正しい退会手順から、退会前に絶対に知っておきたい注意点、さらには更新せずに放置した場合のことまで、どこよりも分かりやすく解説します。
せっかく貯めたポイントを無駄にしないためにも、この記事を読んで、スムーズで後悔のない退会手続きを進めてくださいね!
TOHOシネマズ シネマイレージカードの退会手続き【カード種類別】
まず最初に、皆さんが一番知りたいであろう、シネマイレージカードの具体的な退会・解約手順を解説します。お持ちのカードが「クレジット機能なし」か「クレジット機能付き」かで手続きが全く異なるので、しっかり確認してくださいね。
クレジット機能なしカードの場合:劇場窓口での手続きが必要
いわゆる通常のシネマイレージカード(ポイントカード機能のみ)をお持ちの場合、退会手続きはTOHOシネマズの劇場窓口で行う必要があります。
手続き場所と必要なもの
- 場所: 全国のTOHOシネマズ劇場チケットカウンター
- 必要なもの:
- シネマイレージカード本体
- 本人確認書類(運転免許証、保険証など ※提示を求められる場合があります)
スタッフに「シネマイレージカードを退会したい」と伝え、カードを提示すれば手続きを進めてくれます。簡単な書類記入が必要な場合もあります。
Webや電話での退会は不可
残念ながら、クレジット機能なしのカードの場合、インターネット(Webサイト)や電話での退会手続きはできません。「劇場に行くのが面倒…」と感じるかもしれませんが、現在のところ、これが唯一の方法となっています。
クレジット機能付きカード(セゾン)の場合:カード会社への連絡が必要
TOHOシネマズのロゴとMastercardのロゴが入った「シネマイレージカード セゾン」をお持ちの場合、注意が必要です。このカードの解約は、TOHOシネマズではなく、カード発行会社である「クレディセゾン」に連絡する必要があります。
クレディセゾンへの連絡方法
解約手続きは、主に以下の方法で行えます。
- 電話: クレディセゾン インフォメーションセンターに電話し、解約したい旨を伝えます。カード裏面に記載されている電話番号、またはクレディセゾンの公式サイトで確認できます。
- Webサイト(Netアンサー): クレディセゾンの会員向けオンラインサービス「Netアンサー」にログインし、メニューから解約手続きを行うことも可能です。(※手続き方法は変更される可能性があるので、Netアンサー内でご確認ください)
- セゾンカウンター: 全国のセゾンカウンターでも解約手続きが可能です。ただし、店舗数は限られています。
【追記】クレジットカードを持つメリット・デメリット
クレジットカード機能付きの場合、映画鑑賞だけでなく普段の買い物でもポイントが貯まるなどのメリットがあります。一方で、年会費がかかる場合や、使いすぎ、セキュリティのリスクも考慮する必要があります。最近ではPayPayのようなQRコード決済も普及していますが、クレジットカードには利用額に応じたポイント還元(一般的に1%程度)やマイルへの交換といった、現金や多くのQRコード決済にはない特典が付いていることが多いです。ご自身のライフスタイルに合わせて、クレジット機能が必要かどうかを判断しましょう。
注意:TOHOシネマズの窓口では解約できない
非常に重要な点ですが、クレジット機能付きカードの解約手続きは、TOHOシネマズの劇場窓口では一切できません。劇場スタッフに申し出ても対応してもらえないので、必ずクレディセゾンへ連絡してください。
クレジット機能のみ解約して通常カードに切り替えるには?
「クレジットカード機能はもう使わないけど、シネマイレージの会員(ポイントや鑑賞履歴)は続けたい」という方もいるかもしれませんね。その場合は、以下の手順になります。
- クレディセゾンに連絡し、シネマイレージカード セゾンを解約する。
- TOHOシネマズの劇場窓口で、通常のクレジット機能なしシネマイレージカードに新規入会する(入会金500円が必要)。
- 新規入会時に、スタッフに「クレジット機能付きカードから切り替えたい」旨を伝え、解約したカード(またはカード番号がわかるもの)と新しいカードを提示し、鑑賞履歴の移行手続きを依頼する。
※ポイントやマイルは引き継がれません。あくまで「鑑賞履歴」のみの移行となります。
※履歴移行手続きは、新規入会と同時に行う必要があります。
【コラム】最近、TOHOシネマズに行かなくなった?料金値上げの影響も
「そういえば、最近あまり映画館に行ってないな…」と感じて、シネマイレージカードの退会を考えている方もいるかもしれませんね。
実は、TOHOシネマズでは2023年6月1日より、一部の鑑賞料金が値上げされました。
- 一般料金: 1,900円 → 2,000円 (+100円)
- シニア料金: 1,200円 → 1,300円 (+100円)
これは2019年以来、約4年ぶりの値上げとなります。TOHOシネマズによると、電気料金の高騰や円安による仕入れコストの上昇が主な原因で、企業努力だけでは吸収が難しくなったとのことです。
一方で、大学生以下の学生料金、子供料金、障がい者割引などは据え置きとなっています。
こうした料金改定も、映画館から足が遠のく一因になっているかもしれません。「ちょっと高くなったな…」と感じるなら、シネマイレージカードの必要性を見直す良い機会とも言えますね。
もちろん、シネマイレージ会員特典の「6回観たら1回無料」や「毎週火曜日の会員割引(1,300円 ※2024年3月時点)」などを活用すれば、値上げ分をカバーしてお得に鑑賞することも可能です。退会する前に、ご自身の利用頻度と特典のメリットを改めて比較検討してみるのもおすすめです。
【重要】TOHOシネマズ シネマイレージカード退会前に確認すべき注意点
退会手続きを進める前に、いくつか重要な注意点があります。後で「しまった!」とならないように、必ず確認しておきましょう。
退会すると貯めたポイント・マイルは全て失効する
これが最大の注意点です。退会手続きが完了した(または会員資格が失効した)時点で、それまでに貯めた鑑賞ポイント(6ポイントで1回無料)とマイル(ドリンクやポップコーンと交換)は、残念ながら全て無効になります。
もしポイントやマイルが貯まっているなら、退会前に特典と交換できないか確認しましょう。特に「あと1回観れば無料鑑賞ポイントが貯まる!」という場合は、退会を少し待つのも手です。
ポイント・マイルの有効期限も確認しましょう
ちなみに、退会しなくてもポイントやマイルには有効期限があります。
- 鑑賞ポイント: 最後にポイントが付与された鑑賞日から2年間有効
- マイル: 映画を鑑賞した年の翌年12月末日まで有効
退会する・しないに関わらず、有効期限が近いポイントやマイルがないか、会員ページなどで定期的にチェックする習慣をつけておくと良いでしょう。
退会後の再入会は可能?鑑賞履歴は引き継げる?
一度退会した後でも、再びシネマイレージカードに入会することは可能です。ただし、その場合は完全に新規入会扱いとなります。
つまり、
- 過去の鑑賞履歴は引き継がれません。
- 退会時に失効したポイントやマイルも戻りません。
- 再度、入会金(500円)が必要になります。
「また映画を観るようになるかも…」と少しでも思うなら、安易に退会せず、次の更新時期まで様子を見るという選択肢も検討しましょう。(更新しなければ自動的に退会扱いになります。詳しくは後述)
入会金・更新料・再発行手数料は返金されない
シネマイレージカードの規約に基づき、一度支払った以下の料金は、いかなる理由があっても返金されません。
- 入会金(500円)
- 更新料(1年ごとに300円 ※クレジット機能付きは年会費)
- カード紛失時などの再発行手数料
「入会したばかりだけど、やっぱり退会したい」という場合でも、入会金は戻ってこないので注意しましょう。
更新せず放置するとどうなる?自動退会の仕組み
「退会手続きをするのが面倒…」「劇場に行く時間がない…」という場合、カードを更新せずにそのまま放置するとどうなるのでしょうか?
有効期限切れから1年経過で自動的に退会扱い(クレジット機能なしカードの場合)
クレジット機能がない通常のシネマイレージカードは、カードに記載されている有効期限が切れてから1年間、更新手続きが行われなかった場合、自動的に会員資格が失効し、退会扱いとなります。
更新手続きの猶予期間について
カードの有効期限が切れてしまっても、すぐに使えなくなるわけではありません。有効期限後1年間は「更新猶予期間」となっており、この期間内であれば、劇場窓口で更新料(300円)を支払うことで会員資格を継続できます。ポイントやマイルもそのまま引き継がれます。
つまり、退会したい場合は、有効期限が切れてから1年間、何もしなければ自動的に退会になるということです。
自動退会の場合もポイント・マイルは失効
自ら退会手続きをした場合と同様に、更新せずに自動退会となった場合でも、貯まっていたポイントやマイルは全て失効します。自動退会を待つ場合でも、失効前にポイントやマイルを使い切ることを忘れないようにしましょう。
クレジット機能付きカードは自動更新(別途解約が必要)
注意が必要なのは、クレジット機能付きのシネマイレージカード セゾンです。このカードは、一般的なクレジットカードと同様に、原則として自動更新されます。
そのため、放置していても自動的に退会(解約)にはなりません。年会費が発生するカードの場合は、使っていなくても年会費が請求され続けてしまいます。
クレジット機能付きカードの利用をやめたい場合は、必ず前述したようにクレディセゾンへ連絡し、解約手続きを行う必要があります。
TOHOシネマズ シネマイレージカード退会に関するQ&A
最後に、退会に関する細かい疑問点についてQ&A形式でまとめました。
Q. 退会手続きはどこの劇場でもできますか?
A. はい、クレジット機能なしカードの退会手続きは、全国どこのTOHOシネマズ劇場のチケットカウンターでも可能です。お近くの劇場や、利用しやすい劇場で手続きしてください。
Q. 退会手続きに必要な持ち物はカード本体だけですか?
A. 基本的にはシネマイレージカード本体があれば手続きできますが、本人確認のために身分証明書(運転免許証、保険証など)の提示を求められる場合があります。念のため持参しておくとスムーズです。
Q. 代理人でも退会手続きはできますか?
A. 原則として、カード会員本人による手続きが必要です。個人情報に関わる手続きのため、家族など代理人による手続きは認められない場合が多いです。やむを得ない事情がある場合は、事前に劇場へ問い合わせてみることをお勧めします。
Q. 退会したのにメールマガジンが届く場合は?
A. シネマイレージ会員の退会手続きと、メールマガジン(TCメールサービス)の配信登録は別になっている場合があります。退会後もメールが届く場合は、メールマガジンに記載されている配信停止リンクから、別途手続きを行うか、TOHOシネマズのWebサイトの会員情報ページ(退会前に確認・変更しておくのが望ましい)から配信停止設定を行ってください。
まとめ
今回は、TOHOシネマズ シネマイレージカードの退会方法について、カードの種類別に詳しく解説しました。
【この記事のポイント】
- クレジット機能なしカード: 劇場窓口で手続きが必要(Web/電話不可)。有効期限切れから1年放置で自動退会。
- クレジット機能付きカード(セゾン): カード会社(クレディセゾン)への連絡が必要(TOHOシネマズ窓口不可)。放置しても自動解約されない。
- 共通の注意点: 退会するとポイント・マイルは全て失効。入会金・更新料は返金されない。再入会は新規扱い(履歴引き継ぎ不可)。
最近の鑑賞料金の値上げなどもあり、カードの必要性を感じなくなっている方もいるかもしれません。退会手続き自体はそれほど難しくありませんが、ポイントやマイルが残っていないか、カードの種類に応じた正しい手続き方法をしっかり確認することが大切です。
特にクレジット機能付きカードの場合は、放置すると年会費がかかり続ける可能性もあるため、不要であれば早めにカード会社へ解約連絡をしましょう。
この記事が、あなたのシネマイレージカード退会に関する疑問解消の一助となれば幸いです!
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