OPカードの解約を考えているけれど、複雑な手続きで迷っていませんか?ご自身のカード種類に合わせた解約方法が分からなかったり、ポイントが失効したり、継続課金サービスの移行が漏れてしまったりする不安を抱えるお客さまもいるでしょう。
この記事では、そんな皆様の疑問を解消し、OPカードの解約をスムーズに進めるための具体的な手順と注意点を網羅的に解説します。大切な小田急ポイントを無駄にせず、継続課金サービスも滞りなく移行し、後悔なく解約を完了できるよう、ぜひ最後までお読みください。
OPカードを解約する際は、種類によって手続き方法が異なります。事前に確認すべきポイントを把握していないと、大切なポイントが失効してしまったり、継続利用しているサービスの支払いが滞ってしまったりする可能性があります。このガイドを参考にすれば、そうしたうっかりミスを防ぎ、手間なくスムーズにOPカード解約を完了できるでしょう。
クレジットカードで迷ったら!?
もし、どのクレジットカードが良いのか迷っている方は以下がおすすめ☆
【OPカード解約の前に】確認すべきこと
OPカードの解約手続きを始める前に、いくつか確認しておきたい大切なポイントがございます。これらを押さえておくことで、後から「しまった!」と後悔することなく、スムーズに解約を完了できますよ。
OPカードの種類を確認
まず、お手元のOPカードがどの種類かを確認しましょう。OPカードには、大きく分けてクレジット機能付帯の「OPクレジット(小田急OPカード)」と、ポイント機能のみの「小田急ポイントカード(OPポイント専用カード)」があります。
特にOPクレジット(JCB、Visa/Mastercard、JALカード提携など)は、原則としてオンラインでの退会手続きはできません。電話での申し出が必要となりますのでご注意ください。
それぞれ解約窓口が異なるため、カードの券面や年会費の請求書などで、ご自身のカードがどのタイプか把握することが、最初の一歩として非常に重要ですし、正しい解約方法を選択するうえで欠かせません。
ポイント残高と有効期限
次に確認すべきは、小田急ポイントの残高と有効期限です。OPカードを解約すると、残念ながら貯まっていた小田急ポイントが失効してしまう可能性があります。
解約手続きを行う前に、必ず小田急ONEのマイページや小田急ポイントアプリで現在のポイント残高を確認してください。ポイントには有効期限もありますので、期限が近いポイントは解約前にPASMOへのチャージや、小田急百貨店などでの買い物、小田急グループ施設での利用で使い切ることを強くおすすめいたします。カード退会後のポイント交換は一切できませんので、失効させないよう計画的にご利用ください。
継続課金サービスの確認
お手持ちのOPカードを、携帯電話料金や公共料金、動画配信サービス、インターネットプロバイダ料金などの継続課金サービスの支払いに登録していませんか?カードを解約してしまうと、これらの支払いが停止し、サービスがご利用できなくなったり、延滞料金が発生したりする可能性があります。
OPカード解約前に、登録しているすべてのサービスの支払い方法を新しいクレジットカードや別の決済方法に変更する手続きを必ず行ってください。サービスによっては、支払い方法の変更に数日かかる場合もあるため、時間に余裕を持って対応することをおすすめします。
家族カードへの影響
クレジット機能付帯のOPクレジットの場合、本会員様がカードを解約すると、発行している家族カードも自動的に解約となります。家族カードをご利用の方がいらっしゃる場合は、事前にその旨を伝え、ポイントご利用や支払い方法の変更など、必要な対応をしてもらいましょう。
もし家族会員様のみ解約を希望される場合は、本会員様または解約される家族会員様ご本人からカード会社に申し出る必要があります。この場合、本カードは引き続きご利用可能です。
オートチャージ設定の解除
PASMOのオートチャージにOPカードを登録されている方は、解約前にオートチャージ設定を解除することが必須です。解除せずにカードを解約してしまうと、オートチャージが機能しなくなり、駅の改札で思わぬトラブルになる可能性があります。
オートチャージの設定解除は、小田急ONEのサイトやPASMOアプリから簡単にできます。スムーズな交通機関のご利用を続けるためにも、OPカード解約手続きの前に忘れずに行ってくださいね。
PASMO関連では東急カードもあり、詳しくは東急カードの解約・退会方法を解説【2024年度版】で解説していますのでそちらを参考にしてみてください。
解約に伴う注意点
OPカード解約手続き後も、いくつか注意点がございます。まず、カードご利用分の請求は、解約後も最終引き落としまで発生しますので、口座残高を確認しておきましょう。
また、年会費が発生するタイミングで解約すると、すでに請求済みまたは請求予定の年会費が引き落とされる場合があります。特に年会費の請求月を避けて解約することをおすすめします。さらに、カード発行会社からのご案内メールが、解約後も一時的に続くことがありますので、あらかじめご承知おきください。これらの点を把握しておくことで、後々の不安を解消し、安心して解約手続きを完了できます。
OPカードの種類別解約手順
ここまでで解約前の確認事項を把握できたところで、いよいよ種類別の解約手順について詳しく見ていきましょう。お手元のOPカードの種類によって、解約の連絡先や手続き方法が異なりますので、ご自身のカードに合った方法を選択してください。
OPクレジット(JCB)解約
OPクレジット(JCB)の解約は、原則として本会員様ご自身が小田急カード専用デスクへお電話にてご連絡ください。カード番号や本人確認に必要な情報(氏名、生年月日、電話番号など)をあらかじめお手元にご用意いただいたうえ、スムーズに手続きを進めることができます。
【小田急カード専用デスク】
株式会社ジェーシービー JCBインフォメーションセンター | |
---|---|
東京 | 0422-76-1700 |
大阪 | 06-6941-1700 |
福岡 | 092-712-4450 |
札幌 | 011-271-1411 |
※自動音声ガイダンスに従って用件を簡潔にお話しするとスムーズに進みます。
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
OPクレジット(V/M)解約
OPクレジット(Visa/Mastercard)の解約も、OPクレジット(JCB)と同様に小田急カード専用デスクへの電話が必要です。JCBカードと同じく、本会員様からのご連絡が必須となりますので、ご準備のうえお電話ください。
どちらのOPクレジットも電話窓口は共通のため、一つの連絡先で手続きできる点は便利です。
【小田急カード専用デスク】
- 電話番号:03-5360-7616
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
JALカードOPクレジット解約
JALカードOPクレジットの解約は、JALカードのご案内に沿って手続きを進めることになります。このカードはJALカードとOPカードの提携カードであるため、ご退会されるカード名義人ご本人様より、JCBインフォメーションセンターにご連絡ください。
JCBが提携先として窓口となりますが、JALカード自体の退会については、別途JALカードのご案内窓口へ連絡が必要となる場合もありますので、そちらの指示にも従ってください。
【JCBインフォメーションセンター(JALカード OPクレジットの場合)】
- 電話番号:カード裏面に記載のJCBインフォメーションセンターの電話番号へおかけください。
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
OPポイントカード解約
クレジット機能のない「小田急ポイントカード」(OPポイント専用カード)の解約は、比較的選択肢が広いです。ご自身の都合に合わせた以下のいずれかの方法でお手続きいただけます。
小田急ポイント専用デスクへの電話連絡が最も一般的ですが、小田急百貨店が近い場合は直接来店して相談することも可能です。
- 小田急ポイント専用デスクへ電話で連絡
- 電話番号:0422-35-9003
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
- 小田急百貨店内のOPカードカウンターへ来店
- 各店舗の営業時間にご注意ください。身分証明書が必要な場合があるため、事前に確認することをおすすめします。
- 小田急ONEのマイページからの手続き(デジタルタイプのポイントカードの場合)
- デジタルタイプのOPポイントカードは、小田急ONE IDを退会すると自動的にカードも解約されます。
- 小田急ONE窓口:0570-000-398 (ナビダイヤル) / 受付時間:11:00~16:00(土休日除く)
中大coopカードの解約
「中大coopカード」は、小田急ポイント機能が付帯している中央大学生活協同組合のカードです。このカードは生協が発行・管理しているため、解約は中央大学生活協同組合の窓口や、生協が指定する方法で行うのが一般的です。
直接、中央大学生活協同組合にお問い合わせください。ご卒業などで不要になる場合は、忘れずに生協へご連絡いただき、速やかに手続きを完了させましょう。生協のウェブサイトで最新の解約方法を確認することをおすすめします。
hop/平和堂カード解約
「hopカード」や「平和堂HOPカード」は、平和堂が発行しているポイントカードです。一部、OPポイントと提携しているケースもあるようですが、これらのカードの解約は、平和堂の店舗または平和堂カードサービスカウンターで直接手続きを行うのが一般的です。
OPポイントに関する提携がある場合でも、カード自体の解約は平和堂の管理となりますので、平和堂へ直接お問い合わせいただくのが確実です。平和堂の公式ウェブサイトで、カードサービスの問い合わせ先を確認すると良いでしょう。
OPカード解約後の注意点と手続き
OPカードの解約手続きが無理なく完了したら、そこで終わりではありません。安心して解約を終えるために、カードの適切な処分や、関連するサービスへの最終確認など、いくつか大切な手順があります。
カードの処分方法
解約したOPカードは、そのままゴミ箱に捨ててしまうのは大変危険です。カード番号や氏名、有効期限、ICチップ、磁気ストライプなどの個人情報が読み取られ、不正ご利用されるリスクがあります。
ハサミで細かく切断したり、シュレッダーにかけるなどして、再発行や不正ご利用が不可能な状態にしてから破棄しましょう。特にクレジットカードの場合は、より慎重な処分を心がけてください。複数に断片化し、燃えないゴミとして廃棄するのが望ましいです。
引き落とし口座の確認とウェブサービスの利用
OPカードを解約しても、解約前にご利用した分の請求は、指定していた引き落とし口座から最終的に引き落とされます。念のため、最終引き落としが完了するまでは、口座の残高を確認し、維持しておくことをおすすめします。
OPクレジットのWEBサービス(MyJCB、MUFGカードWEBサービス)は、カード解約後も一定期間(最大14カ月後末日まで)ご利用明細の確認などで引き続きご利用いただけます。ただし、解約の受付自体はこれらのWEBサービスからはできませんのでご注意ください。
小田急ONE IDの退会
OPカードを解約しても、小田急ONE IDは自動的に退会になりません。もし小田急ONEのサービス自体も今後ご利用しない場合は、別途小田急ONEのWEBサイトにログインして、「マイメニュー」のアカウント情報から退会手続きを行ってください。
OPポイントカード(デジタルタイプ)の場合は、小田急ONE IDを退会するとカードも自動的に解約されます。しかし、それ以外のOPカードの場合は、IDとカードは別々の手続きが必要となります。
ETCカード等の付帯カード
クレジット機能付帯のOPカードを解約すると、ETCカードや家族カードなど、そのカードに付帯していたものも同時に解約扱いとなります。ETCカードはご利用できなくなりますので、新しいETCカードを準備するか、ご利用を停止しましょう。
付帯カードでご利用した分の請求も本会員様に届きますので、未払いのご利用がないか、念のため確認しておくことをおすすめします。高速道路のご利用予定がある場合は、特に注意が必要です。
解約証明書の発行について
通常、クレジットカードの解約手続きにおいて、「解約証明書」のような書類が発行されることはほとんどありません。解約手続きが完了したことの確認は、お電話での問い合わせや、最終のご利用明細書でご確認いただくことになります。
もし、住宅ローンやその他特定の契約のために何らかの理由で解約証明が必要な場合は、解約手続きの際にその旨をオペレーターに伝え、対応してもらえるか質問してみましょう。通常は、そのような書類は発行されないと認識しておくのが賢明です。
OPカード解約に関するよくある質問
OPカードの解約にあたり、お客さまからよくいただくご質問をまとめました。これまでの内容を踏まえ、さらに具体的な疑問を解決するのに役立つでしょう。こちらもぜひご参考になさってくださいね。
解約手続きは誰が行うのですか
OPカードの解約手続きは、原則としてカードの本会員様ご自身が行う必要があります。クレジットカードの場合、ご家族の方であっても本人以外からの解約申し込みは、個人情報保護の観点から受け付けてもらえないことがほとんどですのでご注意ください。
ただし、家族カードのみを解約したい場合は、本会員様、または解約したい家族会員様ご本人からのご連絡で手続きが可能です。この点は、通常のカード解約と異なります。
解約に手数料はかかりますか
OPカードの解約自体に、特別な手数料はかかりません。しかし、年会費が発生するタイミングで解約すると、年会費が請求されてしまう場合があります。
例えば、年会費が請求される月に解約手続きを行った場合、その年会費は支払う必要があることが多いです。また、キャッシングのご利用残高がある場合は、解約時に一括返済が必要になることがありますので、事前に残高を確認しておきましょう。
解約後、カードはいつまで使えますか
解約手続きが完了した時点から、そのOPカードは原則としてご利用いただけなくなります。ただし、カード会社やシステム処理の状況によっては、数日の時間ラグが生じる場合もございます。
携帯電話料金や公共料金など、月額課金サービスの引き落としは、お客さまがご自身で支払い方法の変更手続きを完了するまでは、解約したカードへの請求が継続することがありますのでご注意ください。変更手続きが完了するまでは、解約したカード番号が有効な状態が続くことがあります。
解約手続きに必要なものは何ですか
解約手続きの際には、お手元のOPカードを必ずご準備ください。カード番号や種類を確認するために必要となります。
また、本人確認のために、氏名、生年月日、電話番号、必要に応じて暗証番号などの情報も求められることがあります。これらの情報を事前にメモしたり、入力できる形で準備しておくと、電話での手続きがスムーズに進みます。
解約の受付時間は何時ですか
OPクレジットやJALカードOPクレジットの解約を受け付けている小田急カード専用デスクの受付時間は、通常9:00から17:00までとなっています(年末年始を除く)。小田急ポイントカード(OPポイント専用カード)の小田急ポイント専用デスクも同様の時間帯で受け付けています。
お電話される前に、念のため小田急カードの公式サイトで最新の受付時間をご確認いただくことをおすすめします。下記に主要な窓口の情報を再掲します。
- 小田急カード専用デスク(OPクレジット各種)
- 電話番号:03-5360-7616
- ゴールドの場合:0120-529111
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
- JCBインフォメーションセンター(JALカード OPクレジットの場合)
- 電話番号:カード裏面に記載の電話番号
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
- 小田急ポイント専用デスク(OPポイントカード)
- 電話番号:0422-35-9003
- 受付時間:9:00~17:00(年末年始を除く年中無休)
- 小田急ONE窓口(小田急ONE ID関連)
- 電話番号:0570-000-398 (ナビダイヤル)
- 受付時間:11:00~16:00(土休日除く)
電話が繋がらない場合はどうすればいいですか
受付時間開始直後や終了間際、また月曜日などの週明けは電話が大変混み合う傾向にあります。もし電話が繋がりにくい場合は、少し時間を置いてかけ直すか、日を改めてご連絡してみましょう。
特に月末や月初は、カードご利用の締め日と重なることが多く、質問が集中しやすい傾向があります。一部のカードではオンラインでの解約手続きが可能な場合もありますが、OPカードのクレジット機能付帯カードは、現在も電話での受付が主流となっております。根気強く連絡することが重要です。
まとめ:スムーズなOPカード解約
OPカードの解約は、まずご自身のカード種類を正確に把握することが何よりも重要です。これにより、適切な窓口へスムーズに連絡できます。
事前確認事項として、貯まっているポイントを使い切る、継続課金サービスの支払い方法を変更する、家族カードや付帯カードへの影響を確認するなど、計画的に準備を進めることで、後々のトラブルを回避できます。解約手続き後は、カードを適切に処分し、引き落とし口座の最終確認を忘れずに行ってくださいね。
この「OPカード解約完全ガイド」が、あなたの解約手続きをスムーズに進めるためのお役に立てれば幸いです。
コメント